ミニチュアピンシャーは噛み癖が付きやすい
ミニチュアピンシャーはもともと番犬として飼われていたので、警戒心が強く噛み癖や吠え癖が付きやすい犬種と言われています。実際にミニピンを飼っている方も、愛犬の噛み癖や吠え癖に悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
特に噛み癖が強いと、家具やドアなど家中がボロボロになったり人間を噛んでケガをさせてしまう危険性があるので一刻も早く直したいですよね。
そこで今回は、ミニチュアピンシャーの噛み癖に悩んでいる方に向けて、噛み癖を直すしつけ方法をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ミニチュアピンシャーの噛み癖を直すしつけ方法まとめ
基本の「き」 ハッキリとダメだと叱る
まず、基本のしつけ方として「ダメなことはダメと叱る」ようにします。子犬の頃の甘噛みはもちろん、成犬になってから興奮したり何かを要求して飼い主や家具など噛んではいけないものを噛んだときはダメなことであるとハッキリ伝えてあげてください。
ただし、叱るしつけのデメリットとして「愛犬が何かを噛む → 飼い主が怒る → 犬は飼い主に構ってもらえたと勘違いする」という流れができてしまう可能性も。なので、叱っても噛むことを繰り返したり、叱られることを楽しんでいるように感じたら次に紹介する方法を試してみてください。
時には無視を
犬が噛むのを止めない理由の1つに、「噛めば飼い主が構ってくれる」と理解してしまっていることが挙げられます。飼い主は叱っているつもりでも、愛犬は構ってもらえて嬉しいと思ってしまうんですね。
この場合はいくら叱っても噛み癖が直せません。なので、叱っても無理なら徹底的に無視してみてください。目を合わせないようにし、可能であれば他の部屋に移動してしばらくひとりにしてみても良いです。ミニチュアピンシャーは賢いので、噛んでも飼い主に構ってもらえないと感じると少しずつ噛むのを止めてくれるかもしれませんよ!
噛み癖を直すしつけグッズの出番!?
「叱る、無視するといった基本的なしつけ方法で噛み癖を直せるのであれば、こんなに悩んでいない!」という飼い主さんも多いかもしれません。そのような方はぜひ噛み癖を直すしつけグッズを取り入れてみてください!
例えば、舐めると苦い味がするスプレーを愛犬が噛むところに吹きかけたり、吠えると犬にしか聞こえない超音波を発するグッズがあります。これらを使うことで噛み癖を改善できるかもしれません。
また、コストを抑えるためにしつけグッズを手作りしたいという方は「酢水」を作って吹きかけるのもおすすめ。酢は犬が舐めても害が無いので安心して使うことができますよ!
しつけグッズには合う合わないがあるので、使ってみて効果が無くてもがっかりしすぎないでくださいね。いろいろ試してみて、愛犬に合うしつけグッズを見つけるのが◎
噛み応えのあるおもちゃを与えよう
子犬が甘噛みで家具や人間を噛んで悩んでいる方、おもちゃはどのようなものを与えているでしょうか?もし、おもちゃを与えていない、またはぬいぐるみなど柔らかいものしか与えていないという方は、ぜひ噛み応えのあるおもちゃを与えてみてください!
子犬の甘噛みであれば、噛んでもいいおもちゃを与えることで家具や人間を噛みにくくなる可能性が高いです。噛みごこちや噛みやすさは子犬の好みがあるので、ぜひ愛犬の好みのおもちゃを探してください!
溜まったストレスを発散!
今まで噛み癖が無かったのに最近噛むようになってきた、という場合はストレスが溜まっている可能性があります。ストレスの原因は運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足、ケガや病気など様々です。ミニチュアピンシャーは体が小さい割に多くの運動量を必要とするので、実は散歩の時間が足りていないなんてことも。もしかしてストレスが溜まっているのかな?と感じたら原因を特定してあげることが大切です。
特に、飼い主さんとのコミュニケーション不足が原因だとうまく信頼関係が構築できていない場合があるので、改めて愛犬と向き合う時間を増やしてあげるように意識してくださいね!
プロのトレーナーに頼む
ここまでいろいろなしつけ方法をご紹介しましたが「どれを試しても効果が無かった」「手っ取り早く確実に噛み癖を直したい」という方は、しつけのプロであるドッグトレーナーに相談するのがおすすめです。ドッグトレーナーは噛み癖や吠え癖などの問題行動に対するしつけの経験が豊富なので、愛犬の性格に合わせたしつけ方法で噛み癖を直してくれます。
プロに頼むデメリットとしては、お金がかかったり、人見知りする子はストレスがかかるという点が挙げられます。ミニチュアピンシャーは警戒心が強い子が多いので、愛犬の性格を見極めて自宅でしつけるかプロに頼むか判断してくださいね!とりあえず話だけ聞いてみたいという方も、問い合わせてみればアドバイスが貰えるかもしれませんよ。
噛み癖のしつけで重要なこと
ミニチュアピンシャーと信頼関係を築く
噛み癖に限らず、愛犬のしつけをするうえで最も大切なことが「愛犬と信頼関係を築く」ことです。信頼関係ができていないということは、どれだけ飼い主が叱ったり無視をしても愛犬には効果がありません。
頭ごなしに叱ったり、うまくしつけができないからとイライラして愛犬に当たったりしていては、愛犬も飼い主に対して不信感を抱いてしまいます。飼い主がリーダーであることを分かってもらうことも大切ですが、飼い主と愛犬がお互いを信頼し、安心してコミュニケーションが取れる関係になれるよう心がけてみてください。
子犬の頃からしつけを始める
子犬はまだ小さいからしつけはしなくていいと思っている方がいますが、実はしつけは子犬のうちから始めるのが理想的です。大きくなればなるほどしつけが難しくなっていくので、なるべく生後半年から1年以内にはおすわりやまてなど簡単なしつけだけでも済ませておくのがベスト!もちろん、噛み癖のしつけも甘噛みが始まったらしつけ開始です!
メリハリあるしつけを
犬の飼育に慣れていない方に多いのですが、しつけをすることで頭がいっぱいになって愛犬を叱ってばかりになってしまうことも。叱られてばかりだと嫌な気持ちになってしまうのは犬も人間も同じです。ダメなときは叱り、ちゃんとできたときはめいっぱい褒め、楽しむときは一緒に楽しむ、とメリハリあるしつけをすることが大切ですよ!
そして、ミニチュアピンシャーはとても賢い犬種です。可愛いからとつい甘やかしてしまっては、すぐにワガママで飼い主の言うことを聞かない子になってしまいます。ご飯が欲しい、散歩に行きたいなど何かを要求するたびに噛むように。叱るときはちゃんと叱ってくださいね!
愛犬に合ったしつけ方法で噛み癖を直そう
ミニチュアピンシャーの噛み癖を直すしつけ方法と一口に言っても、様々な方法があることがわかりますね。どのようなしつけ方法が適しているかは愛犬の性格によって異なります。「このしつけ方法良いよ!」とおすすめされた方法でやってみてもうまくいかないことも。
大切なことは、愛犬に合った方法で飼い主も愛犬もストレスを感じすぎないしつけをすることです。ぜひ今回ご紹介したしつけ方法の中から愛犬に合うしつけを探してみてくださいね!