抜け毛が少ない犬種って?
「犬を飼いたいけど抜け毛が気になる」「掃除が大変そう」というイメージから、犬を飼うことを躊躇している方も多いですよね。実際に、抜け毛の多い犬種を飼うと家の中や洋服が毛だらけになってしまいます。できれば抜け毛の少ない犬種を飼いたい・・・。
では、抜け毛の少ない犬種はいるのでしょうか。今回は抜け毛が少ない犬種ランキングと注意点をご紹介します。抜け毛が少ない犬種を飼いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
シングルコートの犬種は抜け毛が少ない
一般的に「犬は抜け毛の量が多くて掃除が大変」というイメージを持たれますが、実は犬種によって抜け毛が少なく掃除が楽な犬も多くいます。その抜け毛が少ない犬種の特徴は「シングルコート」です。
そもそも、犬の被毛は「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類があります。ダブルコートは皮膚を保護するオーバーコート(上毛)と保温効果を持つアンダーコート(下毛)が生えており、年2回の換毛期が来るとアンダーコートが生え替わるので大量の抜け毛が発生します。
しかし、シングルコートの犬種はアンダーコートがありません。なので、換毛期が無く抜け毛も少ないと言われています。抜け毛が少ない犬を飼いたい方は、シングルコートの犬種を選ぶと比較的掃除が楽になりますね。
抜け毛が少ない犬種ランキング!
小型犬
第3位:マルチーズ
マルチーズはシングルコートなので抜け毛が少ない犬種です。ですが、マルチーズの被毛は細くて絡まりやすいため、しっかりお手入れしてあげないとすぐに毛玉ができてしまいます。
第2位:ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアもシングルコートなので抜け毛が少ない犬種です。まっすぐで柔らかい被毛なので、毛玉対策として毎日ブラッシングをしてあげてください。また、艶やかで光沢のある被毛を保つために、月1~2回はシャンプーが必要です。
第1位:トイプードル
抜け毛が少ない犬種で最も有名なのがトイプードルです。ぬいぐるみのようなクルっとした巻き毛が特徴ですが、非常に絡まりやすいので毎日のブラッシングと1~2か月に1回のトリミングをしてあげなければいけません。
中型犬・大型犬
第3位:グレートデン
とっても体の大きなグレートデンですが、実は大型犬の中では比較的抜け毛が少ない犬種。というのも、グレートデンはシングルコートの短毛種なので多少の抜け毛があっても掃除が楽です。体が大きいので全身をブラッシングしてあげるのは大変ですが、愛犬とのコミュニケーションの時間として楽しめますよ。
第2位:バセンジー
バセンジーは暑い地域出身の犬なので、暑さに耐えられるようシングルコートになっています。そのため、換毛期が無く抜け毛が少ない犬種です。さらに短毛のため、トリミングも必要なく、毛が抜けてもほとんど気になりません。
第1位:スタンダード・プードル
小型犬ランキングでもプードルが1位になりましたが、中・大型犬ランキングでもプードルが1位を獲得しました。トイプードルと同じく、スタンダード・プードルは巻き毛なので抜け毛がかなり少ないです。ブラッシングとトリミングは必要ですが、性格的にも飼いやすくとても人気の犬種。
どちらのランキングでも1位にプードルがランクインしていることから、抜け毛が少なくて飼いやすい犬種を探している方はトイプードルまたはスタンダード・プードルがおすすめです。
シングルコートの犬種の注意点
定期的なブラッシングやトリミングが必要
シングルコートの犬種は抜け毛が少ないのがメリットですが、その分ブラッシングやトリミングをしてあげなければいけません。トリミングが必要な犬種は、1~3か月に1回が平均的な頻度となっています。ブラッシングは長毛種であれば1日1回、短毛種であれば数日~1週間に1回ほどです。
ブラッシングは抜け毛対策や毛玉対策だけでなく、病気予防やマッサージ効果も得られるので、面倒くさがらずに定期的にやってあげてくださいね。
長毛種はスリッカーブラシやピンブラシ
プードルやヨークシャテリア、マルチーズなどの長毛種は、コーム・スリッカーブラシ・ピンブラシなどを使用します。毛玉があっても引っ張らず、優しくほぐしてあげてください。
短毛種はラバーブラシや獣毛ブラシ
グレートデンやバセンジーなどの短毛種は、ブラッシングによって皮膚を傷つけやすいのでマッサージするように優しくブラシで撫でてあげます。
寒さに弱い
シングルコートの犬種は保温効果のあるアンダーコートが無いので、冬の寒さに弱いです。体が冷えやすく、特に子犬や老犬、免疫力の落ちている犬は体温調節ができずに寒さで弱ってしまうことも。
ペット用のヒーターや毛布、湯たんぽなどを利用して愛犬が体を温められる場所を作ってあげてください。散歩などで外に出るときは、保温効果のある洋服を着せてあげるだけでも寒さから守ってあげられますよ。
抜け毛が少ない犬種を扱うブリーダー
中澤文和ブリーダー(群馬県)
中澤さんは、今回ご紹介した「トイプードル・ヨークシャテリア・スタンダードプードル」を扱っているブリーダーです。両親ともにJKCチャンピオン犬で、世界で活躍する血統を引き継いだ優秀な子犬が多く販売されています。
中澤さんは目が届く範囲の少数頭のみ繁殖しているので、人気犬種や良血統の子はすぐに売れてしまうことも。気になる子がいたら早めに問い合わせてくださいね。
ブログで随時出産情報が更新されているので、現時点で希望の子がいなくても出産予定の犬がいるかもしれませんよ!
矢次祐樹ブリーダー(佐賀県)
矢次さんは今回ご紹介した「トイプードル・マルチーズ・ヨークシャテリア」を扱っているブリーダーです。犬舎とショップが併設されていて、矢次さんもショップスタッフの皆さんも新設に対応してくれます。
チャンピオン犬が多数在籍しているので良血統なのはもちろんですが、顔立ちが可愛い子ばかり。スタッフさんが愛情込めてお世話してくれているので、どの子も性格が良く人懐っこいですよ!
松山憲次ブリーダー(愛知県)
松山さんはブルドッグとグレートデンを専門とするブリーダーです。怖そうな見た目とは違って優しく大人しいグレートデンの魅力を広め、家族の一員として幸せになれるよう愛情を注いで育てています。
松山さんが運営する「マッシュハート」という犬舎で生まれた子犬や親犬の様子を公式サイトで見ることができます。グレートデンのブリーダーをお探しの方は、ぜひ1度松山さんに問い合わせてみてはいかがでしょうか?
抜け毛が少ない犬種は飼いやすい!
抜け毛の掃除が大変そうで犬を飼うことを躊躇っていた方も、シングルコートで抜け毛の少ない犬種を選べばあまり抜け毛のことを心配せずに飼えますね!シングルコートの犬種は意外とたくさんいるので、好みの子が見つかるはず。
ですが、今回ご紹介した通り抜け毛が少ないからと言ってお世話が楽になるわけではありません。毎日ブラッシングしたりトリミングに連れて行ってあげたり、一方でお金と時間がかかるなんてことも。
どちらを優先するかは人それぞれなので、ぜひたくさんの犬と触れ合って素敵な出会いをしてくださいね。